エヴァンゲリオン特集


新世紀エヴァンゲリオン(後 エヴァ)は、1995年/10月に放送開始されました。
この物語は、主人公の碇 シンジが、父親(司令官という役職のためか、主人公とは3年間会っていなかった)
に秘密結社ネルフへとよばれ、葛城 ミサトという女性につれていってもらう場面から始まります。

このエヴァを知っている方は多いと思います。たとえストーリーを知らなくても、このキャラ知っている!
と言う方もいます。なぜ、ここまで人気なのかというと...他のロボット(厳密に言えば、少し違う)アニメとはまた違うからです。
「それは管理人から見ての感想だろ」と思った人は、とくに下の説明を読んでください。

このアニメがガンダムやマクロスなどと違うところといえば、作中に出てくるセリフから分かります。
「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン」これがエヴァンゲリオンの正式名称です。
分かりましたか? このエヴァというアニメは、ロボットアニメなのにロボットではないんです!
そのほかにも色々と他にはない要素はありますが、このアニメの元となっている聖書(神話)からつたえていきます。

まず、このアニメのタイトルにもなっているエヴァンゲリオンについて話します。
このエヴァンゲリオンという不思議な名前にはちゃんと名前の元になったものがあります。
元になったのは、福音 良い知らせという意味。
ギリシア語の「エウ」(良い)という語と「アンゲリア」(知らせ)という語から成っています。
旧約聖書、そしてキリストの生涯を書いた新約聖書にも特別なことという意味になります。
そして、旧約聖書第2〜3章にでてくるアダムの肋骨から造られた女性、エヴァ(イヴのこと)からもとられています。

そして、このアニメの敵である使徒は、イエス・キリストによって直接選ばれ、福音伝道の伝達人のこと。(12使徒)
しかし、作中では、神話に出てくる天使などの名前が使途の名前につけられています。


第1使徒アダム
これはかなり皆さんのなかでも有名な最初に造られた人間、アダムからとっています。


第2使徒リリス
旧約聖書第一章に出てくる、アダムとともに土から造られた人間
一章とニ・三章で矛盾が発生してしまうが、まったく別の創世記なので大丈夫です。


第三使徒サキエル
ユダヤ・キリスト教伝承水を司る天使
本来は第八話の水上シーンで戦う予定だったが、第壱話に転用された
新劇場版では、第四使徒


第四使徒シャムシエル
ユダヤ神秘派の経典「ゾハール」に登場する天使
新劇場版では第五使徒


第五使徒ラミエル
ユダヤ教では七大天使の一人 神が復活させたものを司る者 とされ、レミエルとも呼ばれる
新劇場版では第六使徒


第六使徒ガキエル
ユダヤ・キリスト教伝承の魚を司る天使


第七使徒イスラフェル
イスラム教において、「燃えているもの」を意味し、「音楽の天使」とされる


第八使徒サンダルフォン
胎児を司る天使 旧約聖書 偽典(偽物ではなく、正典にも外典にも属さないという意味)
中の「エノク書」に登場する。「エノク書」は、天使に導かれ、エノクが天界をめぐった物語


第九使徒マトリエル(マルティエル)
ユダヤ・キリスト教の雨を司る天使
デザインはザトウムシから


第十使徒サハクィエル
ユダヤ・キリスト教伝承の空を司る天使。旧約聖書 偽典「エノクの書」では七大天使の一人
新劇場版では第八使徒


第十一使徒イロウル(イロウェル)
ユダヤ・キリスト教伝承の「恐怖」を司る天使


第十二使徒レリエル
ユダヤ・キリスト教伝承の夜を司る天使そして、胎児を司る天使でもある。


第十三使徒バルディエル(バラキエル)
ユダヤ・キリスト教の伝承の「霞」「雷」を司る天使
新劇場版では第九使徒


第十四使徒ゼルエル
ユダヤ教 またはキリスト教神秘主義の伝承に登場する天使の一人
別名ゼルク(神の腕)


第十五使徒アラエル
ユダヤ・キリスト教伝承の鳥を司る天使


第十六使徒アルミサエル
ユダヤ・キリスト教伝承「子宮」を司る天使


第十七使徒タブリス
ユダヤ・キリスト教伝承の「自由意志」を司る天使
渚 カヲル=第十七使徒


このように、とても奥の深いアニメだと言うことは分かってもらえたでしょうか?
今回はエヴァを知らない人も、エヴァを知っている人も、エヴァという世界観を詳しく知ってもらえたでしょうか?
じゃ、また今度!( ´∀`)

梓α卍(版)より